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心筋梗塞・転倒

Myocardial infarction / fall







2022年 2023年 心筋梗塞・転倒・現在は

昨年2022年はあまり良い年だったとは言えなくなりました。


2022年1月7日

前日関東に降った雪がここ四街道でも20センチ近く積もりました。車の雪をおろして家に戻るとすぐに咳が止まらなくなりました。それはどんどん激しくなり呼吸するのも難しくなってしまいやむなく救急車を要請。
その時家には寝たきりの母と私しかおらず、苦しい息のなか自分で電話をしました。10分ほどで救急車が到着し隊員の方たちがやってきました。
すぐに搬送となり病歴の話から成田赤十字が選ばれ受け入れも可能だとわかり人生二度目のドクターヘリで成田へ。
前回脳梗塞の時は意識がなくヘリに乗せられたことすら覚えていませんでしたが、今回はずっと意識があったのでフライト中もすべて覚えています。
実は救急車のストレッチャーに載せられた時から不思議と咳も軽くなり楽になっていたのです。ヘリに近くの公園で乗せられ20分ほどで成田赤十字の屋上ヘリポートにつきました。
余談ですが白血病と脳梗塞合わせて18ヶ月も入院していたので、何度も病室の窓からヘリが下りてくるのを見ていました。まさか自分が、しかも二度も経験するとは。
すぐにCT検査が行われ「心筋梗塞」と診断されました。緊急のカテーテル手術が始まり足の付根から心臓へカテーテルが入れられました。この手術自体は問題なく終わったのですが、急に嘔吐してしまい、その一部が肺に入ったことで肺炎を併発。医師には肺炎のほうが危なかったと後で教えてもらいました。このことで普通長くても1,2週間で退院できるらしいのですが一ヶ月の入院となりました。
家に一人残さなければならなくなった母ですが、救急隊員の方に訪問診療を受けていることを伝えるとすぐに連絡してくれて対応してくれることになったそうで私が救急車で出てから世話をしていただきすぐにショートステイでいつも利用している介護施設に入ることが出来たそうです。それでも訪問のスタッフが来るまで2時間位かかったと後で聞き、母も不安だったろうなと思います。これが普段から介護サービスを利用していたから出来たことで、もしそういうことをしていなったらと思うとちょっと冷や汗です。でもそれが一人介護の現実でもあります。2月10日退院。


2022年2月〜

入院による体力の低下を感じつつ日常に戻ることができました。母はもうしばらく施設の方で面倒を見てもらうことにしひたすら体力の回復に務めました。がどうも僅かではあるのですが体がふらつきます。この時は入院等で脚の筋力が弱まったせいだと思っていました。しかしこれが後にそれだけじゃなかったことが分かってくることなります。

3月中頃に母が施設から戻り再び元の生活が始まりました。
93歳になった母の介護度は2年前から介護度4と認定されています。食事以外の時間はベットで寝ています。車椅子以外での移動は出来ません。というか立ち上がることもできません。
三度の食事と排泄等の世話と介助が主な私の役割です。以前は近くの病院へ通っていましたが現在は訪問診療のサービスに切り替えています。
車も病院通い用に電動でスロープが下りる介護車に数年前買い替えて使っていましたが今では外出が減ったためそれほど利用することもなくなってきています。介護サービスは、ベットや車椅子のレンタル、訪問入浴、訪問歯科、そして先の訪問診療。そしてショートステイで施設を利用しています。
それぞれの訪問時は立ち会わなくてはならず、これが意外と時間を取られます。
一人介護の現実は心筋梗塞の後段々と不安は大きくなってきているように感じます。古くからの知り合いのカメラマンが同じ千葉に住んでいて時々連絡をとりあっていました。その方も一人で母親を介護し看取りまでした方ですが、その方から言われた「命をかけてまで介護する必要はないんじゃない」という投げかけも心にひっかかり続けています。
先のフラつきはあまり改善する様子がなく11月を迎えました。








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2022年11月5日〜

その日夜、いつものように風呂に入ろうと脱衣場に立ちましたするとまだ服を脱いだりもしていない時、不意に体のバランスが崩れそのまま風呂場に背中から倒れてしまったのです。
背中を洗い場の床にまともにぶつけたことで痛みは強く、すぐに立ち上がれませんでした。それでも何とか立ち上がりその日は風呂に入らずおとなしくしていることにしたのですが背中の痛みが強くなっていきます。
これはまずいかもしれないと思い自分で夜間救急を行っている病院を探し電話してみたのですが3件かけて3件とも断られました。土曜の夜も遅い時間だったのも悪かったのかもしれません。
しかたなく救急車を呼ぶしか手はなくなりました。そう、本年2回めの救急車要請です。前回と同じく自分で電話をかけました。
今回は夜間救急を探している時に同じ県内に住む兄に連絡し救急車を呼んだ時には兄も到着していましたので母の心配はとりあえずありません。痛みは激痛というほどではありませんが、これでは寝ることはできないだろうなというぐらい。
救急車に乗せられてから隊員方が受け入れ先を探すのですが中々見つかりません。一時間以上は救急車は動かず、私も車内でストレッチャーに寝ながら電話の声を聞いていました。ストレッチャーの角度が良かったのか先程に比べたら楽にもなっていたので気長に待っていました。やっと近くの古い国立病院の整形で受け入れてくれることになり出発。救急車から降り、車椅子に乗り換えるとまず看護師さんが対応してくれましたが、肝心の医師が出てきません。救急隊員の方たちも引き継ぎがあるので待たされたままです。30分近くは待ったのではないでしょうか。やっと医師が現れすぐにレントゲンへ。暫くして診察室に呼ばれ、肋骨が骨折していることがわかりました。ただ骨折と書きましたが骨がポキっと折れている骨折ではなくヒビが入っているということです。整形的にはヒビも骨折と呼ぶのだそうです。痛み止めと胸部に巻く固定バンドを処方されて終わりました。帰りは自宅に残った兄に迎えを頼みました。何だかんだで自宅に戻れたのは午前5時を回っていました。
翌日、母を介護施設に出し休んでいると妙にスッキリしていることに気が付きました。昨日のようなフラフラする感覚がまったくないのです。
そこではじめて服薬している「薬」では?という疑念が湧き、半信半疑で薬表を確認すると副作用として「めまい」と書かれた薬を4種類も飲んでいることに気が付きました。もちろんこれが原因だと決めつけることは出来ませんが、試しに薬を全て中止してみました。すると肋骨の痛みは別としてそれまでのふらつく感覚が来ることは無くなったのです。
現在服薬している薬は年頭に起こした心筋梗塞の循環器内科から処方されているものと、2011年の脳梗塞ー神経内科から処方されているものだけです。ひとまずそのまま服薬を停止。やはり不安なフラつき等も起こらずに過ごせることはわかりました。ただ3週間ほどして顔面に少し痙攣が走ることが増えてきました。やはり神経内科の薬は飲んだほうが良いだろうと、しかし一気に全量ではなく一日に一錠づつ増やしていく慎重さで。
考えてみると神経内科の薬はもう10年以上飲み続けていて、多少眠気がくることはあってもふらつくようなことはありませんでした。心筋梗塞以後少しふらついた時「脚力の低下」と思っていたのですが、薬が何か関係しているのでは?とりあえず少し時間をかけて処方通りの全量に戻し、ちょうど循環器・神経内科の検診日が1月に近づいていたので検診の際に相談することにしました。
その時点では肋骨の痛みで買い物行くのすら辛い状態でしたから、母は施設にしばらく預かってもらうことにし当分は養生に務めることにしました。


2022年12月23日〜

少しづつ元に戻していた薬ですが、12月の頭には再び処方通りに戻しました。この時点では不安になるようなふらつきもなく、「あれ、薬が原因じゃないのかな?」とますます訳が分からなくなっていました。
肋骨も落ち着いてきたので年末には母を施設から戻す手配も済ませていました。
しかし前日ぐらいからまたふらつきが出始め、この日の夜再び転倒してしまったのです。今度は前に倒れ、フローリングの床に頭をまともにぶつけてしまいました。すぐに起き上がることはでき、ぶつけた箇所の痛みもそれほど強いものではありません。しかしぶつけた場所が場所なだけに安心を買うつもりと年末が控えていてどこの病院も休みに入るだろうと考え、翌日近くにある中規模な病院の脳外科を訪ねてCT検査をしてもらい問題は見当たらないと言われとりあえずは安心。本来ならいつもの神経内科を訪ねるべきなのでしょうが遠いので少し躊躇してしまいました。
母には申し訳なかったのですが、そのまま施設で年を越してもらうことにしました。








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2023年1月

年が明けた11日循環器内科、13日神経内科の検診に行ってきました。
まず循環器で転倒のことを伝えると「利尿剤」が怪しいということになり中止に。他の薬に関しては何もなかったのだが、「もし症状が出た時は一時的に服薬を休止しても良いか」と聞いて一応の了承は得られた。
次に神経内科、一時的に服薬を休止したことを伝えると結構怒られた。勝手にやめないで相談してほしいとのこと。この時はそれを理解し処方どおりに服用することになった。
母も1月中頃に家に戻した。昨年の11月からだから2ヶ月半のロングステイとなってしまった。
また介護の負担もできるだけ減らそうと考え、夕食のみ高齢者向け配食サービスをお願いすることにした。
そして1月は何事もなく過ごすことができた。が・・・


2023年2月

2月に入ってすぐまた例のふらつきが。今回は2回転倒したが幸い布団の上と畳だったので衝撃ははるかに少なくすんだ。処方通りの薬を飲んで丁度1ヶ月後ぐらいに症状が出た。前回もやはり約1ヶ月ぐらいだったので、これはどうも処方通りの服薬後1ヶ月後ぐらいに症状が出始めるということなのか・・・1月の検診で「相談を」とは言われていたのだが今度は母を預けることができなくなっていた。1月母が戻った後にコロナが広がってしまっていて受け入れをストップしていたのだ。
元氣な頃の母なら病院の数時間ぐらい一人にも出来たのだが今はかなり危ない。2時間が限界としそれ以上の時間家を空けなければならない時はショートステイに出すことにしていた。病院への往復だけで2時間かかるし、予約で行って予約時間から4時間待たされたこともあるのだ。母を預けられなければ私は病院には行けない。もちろん他に手がないわけではないがセッティングすること自体が煩わしい。
薬を飲めば日常生活がおくれないレベルの症状が出る以上薬は休止せざるを得ない。現在は最低限の量に抑えて服薬しているが症状は今の所出ていない。
幸い施設のコロナはおさまり2月下旬からまた利用できることになったのでそれから病院へまた相談に行こうと考えている。また怒られるでしょうけど。




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